珈琲談議

前回のコラムに愛読書3選を示しました。読書とくれば、傍らには何らかの飲み物があると気持ちが落ち着きます。という事で、珈琲談議を一つ。

約半世紀前からコーヒーを愛飲しています。最初は、インスタントで充分と思っていましたが、やはり豆から煎れた珈琲は香りも味わいも数段違います。
もちろん、お気に入りのカップで。

私の珈琲好みは、大学時代に遡ります。弓道部友人からの強い勧めで、挽く → 抽出までの一連の器具を購入したことに始まります。折角なら、美味しい珈琲を飲もうという事で器具を揃えましたが、ここまで長らく続くとは思いもしませんでした。焙煎豆をミルで挽き、エスプレッソで抽出です。当時周りには、エスプレッソを持っていた輩はいなかったので、格好良さに惚れて購入した次第です。でも、ガラスが透明なサイフォンには勝てませんが。
エスプレッソ珈琲の香りは申し分ないですが、苦い事この上無しで慣れるまでしばらくかかりました。さらに、フィルター掃除は面倒臭かったのを思い出します。とは言え、豆挽きから掃除までの一連の作業がいつの間にか気に入ってしまいました。それから10年ほどは、この組み合わせでコーヒーを楽しんできました。
その内、コーヒー豆の種類に興味が移り、様々な豆に食指を伸ばし、試しました。最終的に今はキリマンジェロ一択です。実は、学生の頃、生豆を自分でフライパン焙煎してみましたが、どうにもこうにも上手くいかず断念しました。生来の実験好きの行為ですが、それゆえ、焙煎家の努力にリスペクトです。同時に、器具もいろいろ試しました。エスプレッソに始まり、サイフォン、パーコレータ、各種ドリップです。結果、今は最もシンプルなペーパーフィルターに落ち着いています。やはりシンプルイズベストかな。ただし、豆の挽き粒度だけには少々こだわっていますが、そこまで味はわかっていないだろうと内なる声があるのも事実です。

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